英語を話せるようになりたい、上達したい、英語力を伸ばしたい。
いつの時代も書店には英語の参考書、TOEICの本や教材が所狭しと並んでいます。
今ではオンラインでネイティブの講師と話せるサービスや、パソコンやスマホで学べるアプリも恐ろしい程充実しています。
ほんの10年程前は駅前留学(古いw)などが主流だった気がしましたが、今はネットの普及で手軽に英語が学べる環境が整っているなと思います。
今もですが、2000年代、日本にいた際の私は、独学で安く済ませたい派でしたので、TOEIC向けの参考書や、日本でも無料で聞く事が出来たラジオ(Inter FMとかAFN)、実家はケーブルテレビに入っておりましたのでMTVを活用していました。
またちょっと値は張りますが、スクールに通うよりは安かったアルクのヒアリングマラソンは1年程受講をしていました。
イギリスで生活する今でも、学習は続けています。
大人になった後で学んでいる訳ですから、終わりはありません。
私は参考書などは使用していない為、ここでは商品のおすすめはありません。
しかしながら、2000年代に頑張っていた私に、言ってあげられたら言ってあげたい、今だから分かる、効率的だと思った考え方、今私が実践している完全無料の方法があるので、こちらでお話ししようと思います。
目的を明確にする
一番立ち返るべきことかもしれません。
そもそもなぜ英語を学びたいのかは明確になっていますか?
試験に合格したい
英検やTOEIC、受験などで英語を勉強する必要がある場合は、それに向けた学習が近道になります。
いわゆるテストは出題傾向がありますから、テスト用教材を何度も何度もやる必要があります。
しかしながら、続けていれば得点に繋がってきます。
特に自由記述やスピーキングがない試験は、ある程度の点数は比較的短期間で稼げるようになります。
ちなみに、「読む」「聞く」といった基礎能力を伸ばせるので、TOEIC向けの勉強は、スコア云々を超えて、頑張ってみるメリットがあると思います。
そして、読めて聞く事が出来れば、世界が爆発的に広がります。
英語力が伸びるおすすめの試験
TOEICも良いですが、こちらの通常試験は、話す、書くといったアウトプットは測らないので、おすすめの試験は英検、ケンブリッジ英検、IELTS等になります。
各英語試験の公式のサイトはこちらから
受験するしないに関わらず、総合的に基礎力を底上げする事が出来ます。
私もIELTS、ケンブリッジ英検は取りましたが、その時に勉強している時がおそらく一番英語力が高かった気がします。
英語が上手になりたい
それでは、例えば、旅先で外国人と話してみたい、会話ができるようになりたい、そういった目標の場合はどうでしょうか。
現地に溶け込んで日本語が使えない生活をするのが一番!
そういうアドバイスは経験者の方から本当に良く聞きます。
確かにそうだとも思います。
しかしながら、一概に全員に最大の効果が発揮できるかといえば、そうとは言えません。
現地に飛び込んじゃえばいいんだよー、
と言われても、留学出来たらしたいけど、行けるような状況じゃない方だって多いのが当然。
私もそうですが、憧れとして、すらすらと話せるようになったら、かっこいいですよね。
そして、それが、「英語が出来る人」という、何となくの基準になっている気がします。
自由に表現できるようになりたい。そんな風に思いますよね。何を隠そう私もそうです。
しかし、実は、ここで大事なポイントが、幾つかあって、一つ目が、まずは英語で何をしたいのかを定める事なのです。

英語を使ってやりたいことは何か
すらすら話せるのは言語能力、ツールの性能です。
このツールで何をするかというと、シンプルに、感情を伝え、受け取る事です。
言語というのは、言ってしまえば、人間同士で、感情をやり取りするツールなんですよね。
実は高性能なツールだけがあっても、それで伝えたい中身が不明瞭だと、力を発揮できないのです。
実はこういう事もあって、思ったように話せないという現状に繋がっていたりします。
英語を身に着けてやりたい事は何ですか?
英語を使って話したい事は何ですか?
目的を定めると、そこに到達する為に何が必要なのかが、具体的に見えて来るようになります。
逆に、実は、特にやりたい事が出てこない事もあるかもしれません。
何となく周りがやっているから、とか、出来た方が良いから、という理由だと、実は、やってみたいという、自分から出て来ている本来のモチベーションは低かったりします。
正しくないといけないマインド
日本人は、良く、テストの成績は良いのに、話すという事になると、諸外国の英語学習者と差が出てきてしまう、なんて事も聞くかと思いますが、英語力の前に他に理由があるからだと思います。
それが二つ目の、正しくないといけないマインドです。
私たちは、子供の頃から、自分の意見を言い、受け入れてもらうというトレーニングを受けていません。
学校の教育は、「正しいか間違っているか」に重きが置かれていて、「個人がどう思うか」に関しては、ウェートが小さいんですよね。
成績は点数で決まり、高い方が良い、低い方が悪い、というものさしが使われています。
結果に至るまでの過程は軽視されており、数字の力が非常に大きい。
そうすると、他と比べて、自分がどこにいるのか分布をみて、上だから安心、下だからだめだという、他人とのレースになってしまいます。
普段も、出来ないといけない、とか、間違ってはいけない、という土壌の上で生活し、教育を受けるので、知らず知らずのうちに、周りの目を気にする姿勢が身についてしまい、それが影響していると考えます。
うまくないから話してはいけない、とか。
あの人の方が出来るから自分は黙っておこう、とか。
いつになったら、どの段階になったら、自信が持てるのだろう。
周囲の人との調和を大事にする良い文化である半面、正しくないといけない事がマインドブロックになってしまっている部分も否めないなと思うのです。
正しく言語を使っている人は一人もいない
実は、間違った言葉を使おうが、聞く側にはなんとも思われていません。
私が現在住んでいるロンドンは、外国人や移民が多いので、特徴のある発音や言い回しを使う人が大多数なので、標準的な英語を使う人たちも含めて、皆、個性的な英語に寛容です。
そもそも、私たちが日本語で話す際も、意外に沢山の間違いをしています。
それでもごり押せるのは、日本語が母国語である安心感がある為です。
気持ち的に構えていないんですね。
これは自分が自分にダメ出しをしていない状態です。
まずは、正しい正しくないの判断基準で自分を見ている事、それはもう仕方がないことだと、それを受け入れると、英語学習に向かう姿勢にも変化が出ると思います。
というか私は出ました。
私もちょっと前までは、伝わっているのかしら、伝わっていないのは私のせいかしら、と、どぎまぎ汗をかきながら小声でしゃべっていましたw
ですが、そんな事はないと分かってから、大分気にせずに話せるようになりましたし、何を思われようが気にしなくなりました。
最後に
という事で、これが意外に落とし穴かなと思ったマインドセットもお伝えしました。
良いものは良い、悪いものは悪いというジャッジが頭のどこかに根付いている事、それが英語を学ぶ上で影響を与えているかもしれない事を知っておくと、出来ない自分にダメ出ししたくなる自分が緩んできます。
長くなってしまったので、次回は最近の私の英語学習方法(しかも無料!)についてお話しします!
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