見落としがちかもしれないけどちょっと差がつく英語フレーズ。メールでも会話でも。

UK/London

仕事上、様々な国の同僚やクライアントとやり取りをする機会が多い自分。

いつからか薄らぼんやりと日本語だけでのやり取りとの違いみたいなものを感じるようになり、はっきりと気づいたことがありました。

何となく流してしまいそうな所なのですが、意外と重要?な点についてお話しします。

当たり前に思うかもしれないけど、意外に使えてないかもしれません。

しかしながら、コミュニケーションをうまく回す際にもクッションになってくれる、使いまくって損はない、お得フレーズです。

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いきなり本題に入らない

メールの返信で「お疲れ様です」の後、すぐに本題に入りがちな日本語メール。

ネイティブのやり取りを見て学ぶことは沢山あるのですが、このフレーズもその一つだと気づきました。

メールでのやり取りから、電話口や会議といった口頭でも使えるフレーズで、過去の履歴を見ているとこれから始まる英語メールは多い印象があります。

彼らがやっている事。

それはまずThank you から入る事です。

具体的には

Hi 名前,

Thank you for ().

本文

返信はこれで始められることが多い。

はっきりした上下関係に縛られない英語では、役職や立場関係なく、誰から誰にあてられたものでもThank you があってその後、本題が語られる傾向にあります。

カジュアルなやり取りでも、プロフェッショナルな局面でも、Thank you総量は多いと思います。

役職や立場関係なくという所がみそで、これが意外に日本語では見られないので、押さえておくと差をつけられるポイントでネイティブっぽい自然な感じを作り出せます。

何についてThank youするのか

ただ、何についてありがとうを言えばいいのかわからない場合も多々あるかと思います。

そんな場合、鉄板として使えるのは、「返答をくれてありがとう」、や「連絡をくれてありがとう」、で問題ありません。

Thank you for your response.

Responseの代わりにreply/message/emailでも。

「早く」を入れる事でバリエーションを増やす事も出来ます。

Thank you for your swift/quick response/reply/message/email.早速ご連絡/返信/メールを下さりありがとうございます。
Thank you for the swift reply.

ちょっと丁寧な感じだと

Thank you for taking the time to respond/reply on this.

この件に関してご返答にお時間下さりありがとうございます。

Thank you for reaching out to us. 

Reach outという単語も連絡という意味ではあるので、これでも、ご連絡下さりありがとうございますと同義になります。

上記はどんな場面、文面でも使えます。

もう少し具体的にThank youしたい場合

上記だとテンプレっぽい所もあるので、具体的にしたい場合は、貰ったメールの内容の概要を後ろにくっつけます。

こうすると、差出人の特定の案件に対して、受け取りましたという意味がのるので、ちゃんと読んでくれている感が伝わるので、カスタムしてみるといいと思います。

メールだけでなく、電話口や会議といった会話の中でも使用できます。

また、会話を閉める際にも使えます。

Thank you for the follow up on this matter. この件についてフォローアップして下さりありがとうございます。
Thank you for confirming and again for assisting with the … ~の件でご確認、また~のサポートを下さりありがとうございます。
Thank you for the update on the … ~についてアップデートありがとうございます。
Thank you for providing the update on the … ~についてアップデートありがとうございます。
Thank you for the updates and approval on the … ~についてアップデートとご承認下さりありがとうございます。
Thank you for the example and notes on the… ~に関しての具体例と注釈を下さりありがとうございます。
Thank you for your support on this project. 当プロジェクトのサポートありがとうございます。
Thank you very much for your email and the work you have done to ○○/for ○○ ~の件に関してメールと、○○して下さりありがとうございます。
Thank you for sharing this update.  アップデートを共有下さりありがとうございます。
Thank you for explaining. ご説明下さりありがとうございます。
Thank you for the explanation. ご説明下さりありがとうございます *ちょっとフォーマル
Thank you for the (quick) review! (迅速に)ご確認下さりありがとうございます。
Thank you for your confirmation (on the…). (~に関して)ご確認下さりありがとうございます。
Thank you for your time (on this). お時間下さりありがとうございました。
Thank you for the chat. お話のお時間ありがとう。

ざっくりですが、カジュアルに同僚間であれば

Thanks for this!

もいいと思います。

Thank you じゃなくてもAppreciate(感謝する)でも同じなので

Appreciate the extra details and the feedback on the … ~に関して詳細とフィードバックを下さりありがとうございます

とも言えます。

上記でお気づきかもしれませんが、何にでも使えるOn thisも頻発単語ですね。

シンプルに「この件」という意味なので、どんなものでも指す事が出来ます。

アンガーマネジメントにもなる

貰った内容が残念ながらいらっとする内容(w)であった場合、いきなり本文に行くと怒りのまま書きなぐりそうになります。

そんな時にはThank youの一文を間に挟む事で、ちょっと冷静になれます。

メールを開いた瞬間、この言い方wwwと怒り心頭の私がいる中、Thank you for~、で、何に対して感謝できるかを考える一間が出来る事で、冷却材の役割も担ってくれたため、どのくらいの絆クラッシュを避ける事ができたか。

本当に万能なフレーズです。

まとめ

ありがとうと言える内容を探すプロセスが入るので、表現力も広がるし、感謝出来る事も相対的に増えるようです。

これを続けていると、いつの間にか身に着いて習慣になるので、誰に対してもありがとうが口をつくようになります。

英語はPleaseとThank youの言語だなと思いますし、日本語での表現も優しくなれていると思います。

一番はThank you にThank youかもしれません。

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