2021年4月12日より、イングランドで施行されていたロックダウンの段階的な解除の第二弾が始まりました。
レストランやカフェ、パブなどの屋外席での飲食が可能となった他、生活必需品を取り扱わない小売店、図書館やジムなどと一緒に、美容院も営業再開となりました。
12月半ばからのロックダウンから、長かった。。オープンしてくれて本当に有難いです。
私個人的には元々ロングではあったのですが、この機会にと思い、何人かの友人から勧められた髪の毛の寄付も行おうと思い、バッサリいってみました。
イギリスのチャリティ団体
今回私が髪の毛を送ったのは、癌に関するチャリティを行っているCancer Research UK
のこちらのウェブサイトにもあるLittle Princess Trustです。
LPTは、ガンと闘う子供や若い世代をサポートするチャリティとして2006年に発足しました。
治療の研究やリサーチも行っています。
直接、サイトから寄付もできますし、LPTのお店(チャリティショップ)で品物を買う事も、チャリティの運営に利用されますので、貢献になります。
ヘアドネーション
また、髪の毛の寄付も可能です。
送られた髪の毛は、治療中の子供たちのかつら作りに利用されます。
UK内外からも髪の毛の寄付を受け付けているとのことです。
しかしながらどんな髪でも良いというわけではありません。
ガイドラインとしては、以下のようなものがあります。
利用可能な髪の毛
- 状態が良い
- 一番求められている長さは41cm以上
- できれば30cmである事
- 清潔で乾燥している。性別や人種は問わない。
- ストレート、ウェイビー、カーリーなどどのタイプでも問題ないが、カーリーの場合、自然な状態で必要な長さを満たしている必要がある
- 白髪が混じっていても良い
- 切ってから5年以内で状態の良い物なら受付可能
受け付けられない髪の毛
- 長さが17cm以下
- 青や紫など不自然な色に染められている
- 半永久的なカラーがされている
- ヘナ染めされている
- ドレッドやエクステ
という事で最低でも17cmの長さは必要であるようですね。
枝毛があったり毛先の状態が良くない場合、数センチはカットしてしまうとの事で、なるべく長い方が良いに越したことはありません。
ヘアドネーションをする
腰を超えるくらいまであった私の髪の毛です。
一番長い所は5年物くらいかと思います。
そして、最長で35cm程の束が出来ました。
レイヤーが入っている為、ちょっとスカスカですね。
袋の重さが9グラムなので27グラムほどになりました。
郵送する
封筒に入れると若干厚みがあるものの、郵送料は2ndクラスのラージレターで96p程です。
また、送る前に、サイトから用紙を印刷し、名前やメールアドレス、髪の毛の長さなどを明記し同封します。
受付後、団体より、このような寄付をした証明書が数週間で届きます。
かつらに使ってもらえると思うと、嬉しいです。
色々な形でできるチャリティ。
健康な髪を育て、数年後にはなってしまいますが、また寄付をしようと思います。
Zoom会議と野球帽
おまけですが、ロンドンでは、美容院が閉まっていた時期が、ロックダウン1と3それぞれで、約4か月ずつほど続きました。
その間は誰もプロの所で髪の毛を切れなかった為、特に定期的にメンテナンスが必要な男性は、自宅でカットをした人も多かったんですね。
自宅でカットしたんだなと分かるサインとしては、Zoomの会議にベースボールキャップなどをかぶって参加している事です。
帽子でおさえて髪を馴染ませているとの事でした。
「失敗しちゃったよーはははー」なんて笑いあっていたのは、今となっては懐かしい光景です。
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