UKでは、コロナの影響で在宅勤務となった企業勤めの方を対象に、節税が出来る制度があります。
昨年度は、私の会社は数か月ほどお給料に上乗せしてくれたのですが、途中から各自自己申請に切り替わりました。
イギリス政府太っ腹!!!
今年度も申請をし、無事に税金コード(Tax code)変更が出来ました。
Working From Home所得税控除制度
コロナにより、在宅勤務に切り替える必要が出た方で、自宅をオフィスにしたことで光熱費やビジネスに必要な通信費や電話代など、日ごろの経費の増加を考慮し、週6ポンド分が税金控除の対象となります。
所得税率によって、還付額が異なります。
念の為年収に応じた所得税率を確認します。
Basic rate 20%の方は、週6ポンドの基本税率分である20%分の1.2ポンドが、Higher rateで所得税率40%の方は週2.4ポンド分還付されます。
年間還付額にすると、Basic rateの方は£62.40、Higer rateの方は£124.80にもなります。
Additional Rateの方(年収2200万プレイヤー!)ですと45%分は週2.7ポンド、年間140.40ポンドとなります。
そして、2020年度より始まったこのスキームですが、2021年度も適応となっており、税金還付を受けることができます。
またサイトを確認すると2022年度も続行されそうな書き方がされています。
各年度ごとに申請をする事になりますが、年度の途中で申請しても、Tax codeは変更されます。
過不足があった場合は、年末調整で反映されたり、翌年度の税金コードで調整されます。
イギリス政府のウェブサイトより申請する
制度の概要等はこちらに記載されています。
概要ページの少しスクロールした所にある
Check if you can claim>
というボタンを押した後に出る質問に3つほど答えると、申請ページに行きつきます。
アカウントでログインする
Government Gatewayというアカウントを持っていれば、そちらでログイン。
(ちなみにこのアカウントを持っていると、税率の変更や所得税予測、過去のTax codeやこれまでのNational Insurance(国民保険)の支払額の確認なども出来ます。)
結果
昨年も申請したからか、今回は申請してから5時間後くらいに、Tax code(税金コード)変更のメールがありました。
アカウントページ上で見てみると、確かに312ポンド分が非課税対象額として追加されています!
これにより、Tax Code(税金コード)も約31分上乗せになりました。
Tax codeのおさらい
因みに今年度のTax codeは、非課税分である12,570ポンドを4桁にした1257Lが最大です。
ここから、会社で入っている保険などがあれば、12,570ポンドからその分差し引かれますので、12,570ポンド=1257より低いTax codeの方もいます。
なぜ1257Lではないかを確認したい場合はGovernment Gatewayから個人のページにアクセスします。
アカウントページに入ったらPAYEをクリックします
Check current tax yearを選びます。 控除申請された方は、左上にCheck your latest tac code changeも出ているかと思います。
Your PAYE Income Tax summary for 6 April 2021 to 5 April 2022
というページに行くと思うので、右端のWhat makes up your tax-free amountを選択。
差し引かれている内容や金額内訳が書かれており、最終的なTax codeがどう導き出されたかが書かれています。
税金を制する者は蓄財を制すwという格言もありますし、参考になれば幸いです。
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