投資信託であるMutual fundsは分配金は勝手に再投資に回るので、配当金は自分で使えるようにしたいという場合はETFがお勧めとなります。
というわけでVanguardから直接購入できる高配当ファンドを見ていきたいと思います。
Vanguardが運用する高配当ファンド
北米のVanguardではVYM(https://investor.vanguard.com/etf/profile/vym)が高配当ETFとして知られております。
こちらは2/28時点で経費率0.06%、配当利回りは2.8%。維持費は安いけど利回りは特別高いわけではなさそう。
私が利用しているのはイギリスのVanguardなので、全く同じものの取り扱いはないので、UKのVanguardで取り扱いのある高配当ETFを見ていきます。
VHYL
名前で分かるのがこちら。高配当と書いてくれているのでわかりやすいです。
経費率は0.29%、分配金利回りは3.13%
VYMが北米400社の配当貴族企業の集まりであるのに対し、VHYLは約全世界1800社なので、その分経費が高いというのもあるかもしれません。が、ちょっと高いなという印象。
配当利回り3%をベンチマークに、これよりも効率の良いものあるんじゃないのかと思い、他も見てみます。
VUKE
FTSE100というUKのトップ100企業の集まりですが、経費率0.09%、配当利回りは3.86%。
おやおや?
V3AM
ESGのポリシーに沿っている企業を集めたファンドです。投資信託版は2011年10月からスタートしていますが、ETF版として2021年3月から追加されました。
経費率0.24%。
ちなみに新しいETFであることから、まだVanguardの公式には配当利回りは書かれていません。
どこを見るとわかるかというとこちら。
Tradingviewによると、なんと配当利回りは4.69%。
VAPX
日本を除くアジア太平洋の先進国ETF。
経費率0.15%、配当利回りは3.84%。
どれを選ぶのが良さそうか?
ETFティッカー | 経費率 (expense ratio) | 配当利回り (dividend yields) |
VHYL | 0.29% | 3.13% |
VUKE | 0.09% | 3.86% |
V3AM | 0.24% | 4.69% |
VAPX | 0.15% | 3.84% |
これだけを見ると高配当とうたっているVHYLって、意外と高配当じゃない気がしてくるのは私だけでしょうか。
バリュー企業が多いUKの配当利回りが高めなのは確かですが、経費率も低いですし、配当金目当ての場合はこちらの方が効率が良さそうです。
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